やむをえず4輪接地でけん引されるときは

  1. 4WD車は2WDに切り替えます。

    2WD⇔4WD切替えスイッチ

    • 4輪接地でけん引されるときは、パワースイッチをOFFにしない。

      この車両はオートP機能(各シフトポジションの働き)により、パワースイッチがOFFのときはシフトポジションをPからNに切り替えることができません。また、けん引中はパワースイッチをOFFにしないでください。ハンドル操作ができなくなり危険です。

    • 4輪接地の状態でけん引されるときは、e-POWERシステムを始動するかパワースイッチをONにしてシフトポジションをNにした状態で行ってください。パワースイッチがOFFのときは、オートP機能によりシフトポジションをNに切り替えられないため、けん引することができません。

      オートP機能(各シフトポジションの働き

  2. 先の細いお手持ちの工具を布などで覆い、フロントバンパーのカバーの溝に差し込んでカバーを外します。

  3. ホイールナットレンチを使用して、けん引フックを取り付けます。

    工具、タイヤ応急修理キットの格納場所

  4. 自車および他車のけん引フックにロープを掛け、ロープ中央に30cm×30cm 以上の白い布を取り付けます。

    ロープをかけるときは、できるだけ同じ側で水平になるように掛けてください。

  5. e-POWERシステムを始動しシフトポジションをNに入れ、パーキングブレーキを解除します。

  6. e-POWERシステムを始動できないときはパワースイッチをONにし、シフトポジションをNにしてください。

  • e-POWERシステムが停止していると、ブレーキやパワーステアリングの倍力装置が働かなくなるため、極度にブレーキの効きが悪くなったり、ハンドル操作力が重くなったりするので注意する。

  • 4WD車で2WDに切り替わらないときは、4輪車載をする。

  • けん引フックに指定以外のフックは絶対に使用しない。

    フック部が破損するおそれがあります。

  • 長い下り坂ではけん引しない。

    ブレーキが過熱して効かなくなり、事故につながるおそれがあります。このような場所でけん引するときは、レッカー車で引いてもらってください。

  • 4WD車はけん引してもらう場合、必ず2WD⇔4WD切替えスイッチを2WDに切り替える。

    4WDモードのままけん引すると、思わぬ事故や故障につながるおそれがあります。

  • 4WD車はトレーラーに車載するか、4輪接地の状態でけん引してもらう。

    2輪を上げた状態でけん引すると、上げた車輪が回転して、思わぬ事故や故障につながるおそれがあります。

  • けん引中はロープをたるませないように、前の車の制動灯に注意してください。

  • けん引フックは他車をけん引するために使用しないでください。

  • けん引が終わったら、けん引フックを取り付けたときと逆の手順で取り外します。

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