#OneMoreRoom クルマを、もう1つの仕事部屋に。

在宅勤務を求められている人々は、
850万人とも言われています。
そこで生まれている様々な問題。
たとえば、1つの家で、2人が働くことが難しい。
たとえば、テレビ会議での大事な提案がある。
そんな問題を解決するためのもう1つの仕事部屋は、
ガレージに停めたあなたのクルマの中にあります。
不要な外出を控える。不要な運転をしない。
そんなときでも、クルマが皆さんの
お役に立てることを、願っています。

※総務省統計局「労働力調査2020年2月分結果」
および国土交通省都市局「令和元年度テレワーク
人口実態調査」より推計

ガレージのクルマを活用して、
在宅勤務をより快適に。

自動車メーカーとして、今クルマでできることはなにか。
在宅勤務の問題をガレージのクルマを活用することで少しでも解決できないか。
そんな思いから、車内で快適に働くための4のヒントをまとめました。

※全ての人が在宅勤務を行える状況ではない中で、在宅勤務を呼びかけるものではありません。
このページはあくまでも在宅勤務を快適に過ごすヒントとしてご覧いただければと思います。

01 ダンボールハンドルデスク
02 料理用ボウルWi-Fiルーター
03 古着リユースクッション
04 エコノミークラス症候群対策ストレッチ

余ったダンボールが、デスクになる。

01 ダンボールハンドルデスク

必要なのはダンボール
(540mm×400mm 1枚、270mm×400mm 1枚)、カッター、定規、ペン、ガムテープ、両面テープだけ。

  1. #1 設計図の線でダンボールをカット

  2. #2 設計図のAの濃い茶色部分の下に、Bを重ねて貼る。

  3. #3 赤の点線部分をそれぞれ山折り。

  4. #4 ガムテープで止める。

  5. #5 完成!

完成までの動画はこちら(外部サイトへ)

料理用ボウルで、Wi-Fi速度アップ。

02 料理用ボウルWi-Fiルーター

スマホのテザリングやポケットWi-Fiにも、
もしくはご自宅のルーターにも活用可能。
※電波の強化を100%保証するものではありません。

  1. #1 ボウルとハンガー、ポケットWi-Fiを用意する。

  2. #2 下の画像のように、ハンガーを折り曲げる。

  3. #3 ハンガーでボウルを挟んで完成!

不要な古着が、クッションに。

03 古着リユースクッション

Tシャツ3枚とポリ袋だけで背中が楽になる。

  1. #1 Tシャツ3枚、ポリ袋、ガムテープを用意する。

  2. #2 ポリ袋の中にTシャツを入れて開口部を結び、下の画像のような形に整える。

    ※ガムテープがあれば、開口部に巻くと崩れにくくなります。

  3. #3 完成!

長時間の着席を、安全に。

04 エコノミークラス症候群対策ストレッチ

座席に長時間同じ姿勢で座っているのは危険なので血行をよくする運動を習慣に。
水分補給をしっかりと行うことに加え、1時間に1回は立って歩き、ストレッチをするのがおすすめ。
前後に深呼吸をしましょう。

  1. ① 足首の曲げ伸ばし
    座った状態で、両足を前に伸ばして、左右の足首を交互に曲げたり伸ばしたりします。
    「1、2、1、2」とリズミカルに行いましょう。
  2. ② ももの裏側のストレッチ
    クルマの外で、膝を曲げずに上体をゆっくり前に倒します。伸びている場所を意識しましょう。
  3. ③ そけい部のストレッチ
    クルマの外で両足を開いてしゃがみ、ひじをひざに当て、左右に開くようにします。
  4. ④ その場足踏み
    クルマの外で「1、2、1、2」とその場で足踏みをします。足元を見ると姿勢が悪くなるので、まっすぐ前を見るようにします。
  5. ⑤ 腕肩のストレッチ
    両手を組み、頭上に引き上げるようにします。手のひらが上を向くようにし、二の腕が耳の横に沿うよう意識します。
  6. ⑥ 首肩のストレッチ
    上体を動かさず、首だけを左右に曲げます。軽く伸びていることを感じ、気持ちいいと思うくらいの強さで、交互に行います。

参考:日本健康運動指導士会「エコノミークラス症候群を予防しましょう」リーフレット (外部サイトへ)

注意点

  • 車内で仕事をする場合は、開始前と開始後に手洗い、うがい、消毒を忘れないようにしましょう。
  • 様々な場所に触れる可能性がありますので、車内作業中は、目や口などには触れないように気をつけましょう。
  • 車内の酸素が薄くならないためにも、エアコンよりもまずは換気で温度調整をしましょう。
  • 熱中症予防のための車内温度調節とこまめな水分補給も忘れないようにしてください。
  • ガレージに駐車している場合は特に、エンジン使用による一酸化炭素中毒にご注意ください。
  • 可能な範囲でアイドリングストップを。騒音の防止や地球環境だけでなく、燃費の節約にも。

監修者

  • 公衆衛生学講座教授
    小橋 元

    公衆衛生面のアドバイス・監修。
    獨協医科大学医学部公衆衛生学講座教授。専門は社会医学、産業衛生学、疫学(周産期・循環器・放射線等)で、労働衛生コンサルタントの資格も持つ。「前向きに人生を見る」をテーマに、公衆衛生の視点と心意気を持った「人」の育成に力を注いでいる。

  • 車旅専門家
    稲垣 朝則

    車内で快適に過ごすためのアドバイス。
    車中泊&リアル・オートキャンプで日本を旅する”オートパッカー” 既に日本列島を10往復以上、要した走行距離は40万キロを超える。著書は既に10冊を超え、キャンピングカーによる一筆書きの日本一周を達成後は、TV東京で放送された「絶メシロード」の車中泊監修ほか、雑誌やウェブサイトを通じて、クルマ旅のマナーについての啓蒙やスタイルを提案している。

  • カブリモノ作家
    チャッピー岡本

    ダンボールハンドルデスクの設計・監修。
    京都市立芸術大学卒業。子供や女性、環境に寄り添うダンボール家具商品を約20年前から開発、販売。現在、領域に因われず、ディスプレイ、プロダクト、パッケージなど幅広いデザイン活動を展開中。また、カブリモノ作家として、1シートで組み立てられる作品制作や、楽しく参加できるカブリモノワークショップを全国で開催。著書に「カブリモノ紙工作」小学館など。