修理剤ボトルとエアコンプレッサーを取り出し、修理剤ボトルをよく振ります。
修理剤ボトルは注入ホースをねじ込む前によく振ってください。注入ホースをねじ込んだあとに修理剤ボトルを振ると、修理剤が飛び散るおそれがあります。
修理剤は衣服などに付着すると取れなくなるおそれがありますので注意してください。
寒冷時には修理剤の粘度が高くなり、注入作業がしにくくなります。その場合、車内などで温めると注入作業がしやすくなります。
修理剤ボトルのキャップを外し、内ぶたを付けたまま注入ホースをねじ込みます。
(注入ホースをねじ込むと内ぶたが破れます。)
パンクしたタイヤのバルブからバルブキャップを外し、ビニール袋に入っているバルブコア回しの後ろでバルブ内のバルブコアを押し、タイヤの空気を完全に抜きます。
バルブコア回しでバルブコアを回し、取り外します。

バルブコアは慎重に取り外す。
外すときにタイヤに空気が残っていると、コアが飛び出すおそれがあります。
バルブコアは汚れないようにきれいに保管してください。
空になった修理剤ボトルは、タイヤ交換または恒久修理のときに修理剤の回収に使いますので、捨てずに日産販売会社または修理業者までお持ちください。
注入ホースをバルブに差し込みます。その後、修理剤ボトルをさかさまにして持ち、修理剤が全てタイヤ内に注入できるまで何回も圧迫します。
注入し終わったら、注入ホースをバルブから引き抜き、バルブコア回しを使ってバルブコアをバルブにしっかりとねじ込みます。
注入が終わった空ボトルから修理剤が漏れるのを防ぐため、注入ホースの先端にバルブコア回しを差し込んで栓をします。
速度制限シールを運転者のよく見えるところに貼ります。

ハンドルのセンターパッド部には速度制限シールを貼らない。
SRSエアバッグが正常に作動しなくなり、重大な傷害につながるおそれがあります。また、警告灯やスピー ドメーターが見えなくなる位置にも貼らないでください。
エアコンプレッサーに格納されているホースと電源プラグを取り出します。
エアコンプレッサーのホースの口金をタイヤバルブにしっかりとねじ込みます。
電源プラグを車内の電源ソケットに差し込みます。
パワースイッチをACCにします。
エアコンプレッサーのスイッチをONにし、タイヤを指定空気圧まで昇圧させます。
指定空気圧または180kPaまで昇圧できたら、エアコンプレッサーのスイッチをOFFにし、電源プラグを電源ソケットから抜きます。
ホースをタイヤのバルブからすばやく取り外し、タイヤのバルブにキャップを取り付けます。

空気を入れたあとは、ホースの口金が熱くなることがあるため、やけどしないように注意する。
コンプレッサーは長時間使用すると故障につながるおそれがありますので、15分以上連続して作動させないでください。タイヤ空気圧を昇圧できない場合は修理できません。
タイヤの指定空気圧は運転席ドア開口部に表示してあります。
15分以内に指定空気圧または180kPaまで昇圧できない場合
15分以内に指定空気圧または180kPaまで昇圧できない場合は、タイヤがひどい損傷を受けているおそれがあります。この場合は、本修理キットで応急修理することができません。日産販売会社またはJAFなどに連絡してください。
空気を入れすぎてしまったとき
ホースの口金を暖めて空気を抜いてください。
ただちに走行を始め、10分間または5km程度走行してください。80km/h以下の速度で注意深く運転してください。

走行するときは、低速で慎重に運転し、特にカーブや旋回時には注意する。
走行後、エアコンプレッサーのスイッチがOFFになっていることを確認し、エアコンプレッサーに付属している空気圧計でタイヤ空気圧をチェックしてください。
130kPa未満の場合
本修理キットによる応急修理はできません。運転を中止して日産販売会社またはJAFなどのロードサー ビスに連絡してください。
130kPa以上指定空気圧未満の場合
エアコンプレッサーのスイッチをONにして指定空気圧まで昇圧し、点検走行の作業を行います。上記作業を繰り返しても指定空気圧より低下する場合は、本修理キットによる応急修理はできません。運転を中止して日産販売会社またはJAFなどのロードサービスに連絡 してください。
JAFの営業所一覧…メンテナンスノート「サービス網について」をお読みください。
指定空気圧の場合
応急修理は完了です。すみやかに日産販売会社または専門の修理業者まで慎重に運転してください。
応急修理後の恒久修理の際、パンク穴を発見できないために恒久修理できないことがあります。そのまま走行を続ける場合は、こまめに空気圧をチェックしてください。頻繁に空気圧の低下がみられるときは、日産販売会社または修理業者で点検を受けてください。
修理剤を使用したタイヤは、新しいタイヤに交換されることをおすすめします。修理・再使用される場合は、専門の修理業者と相談してください。
ホイールは付着した修理剤をふき取れば再使用できますが、タイヤのバルブは新しいものと取り替えてください。
修理剤は再使用できません。使用後は新しい修理剤をお求めください。詳しくは日産販売会社にご相談ください。