ならし運転について

エンジン本体やトランスミッションなどのパワートレイン系部品、サスペンション、ブレーキまわりなど、この車両の持っている性能を十分に引き出すためには、ならし運転が必要です。

走行距離約2,000kmまでは、以下のことに注意して走行してください。

但し、走行距離が2,000kmを超えた場合でも街乗り・低速走行が中心のお客様は、トランスミッション内のデュアルクラッチにあたりがつくまで時間がかかりますので、NHPC又はNISSAN GT-R特約サービス工場でクラッチのならしを実施してください。クラッチのならしを実施したあとは、必ずトランスミッションのセッティング(トランスミッションのセッティング)を行ってください。セッティングを実施しなかった場合、発進・変速時の大きな負担がトランスミッション、パワートレイン系部品にかかり、故障又は破損するおそれがあります。

~500kmまで

  • アクセルペダルは半開までに抑えて、ゆっくりと踏み込んでください。

  • エンジン回転数は3,500rpm以下に抑えて走行してください。

  • 不必要な急ハンドル、急ブレーキ、悪路走行は避けてください。

500~1,000kmまで

  • 低速ギヤ(1~3速)でのアクセルペダルを全開にした急加速はしないで、ゆっくりと踏み込んでください。

  • 不必要な急ハンドル、急ブレーキは避けてください。

  • できるだけショックアブソーバーのセットアップスイッチをCOMFモードに選択し、サスペンションがストロークしやすい状態で走行してください。

1,000~2,000kmまで

  • [M]レンジ([M]レンジの使いかた)を使用し、エンジン回転数を比較的高めに維持して1速から4速の間でのシフト操作を繰り返してください。

  • 不必要な急ハンドル、急ブレーキは避けてください。

  • できるだけショックアブソーバーのセットアップスイッチをCOMFモードに選択し、サスペンションがストロークしやすい状態で走行してください。

アライメント点検・調整

  • 2,000kmまでは、サスペンションが十分になじまず、車両姿勢が高い場合がありますので、アライメントは変更しないでください。

  • 新車2,000km点検でアライメント点検・調整を必ず実施してください。

※ショックアブソーバーやスプリング、スプリングアッパーシート、各リンク類の足回り部品を交換したときは、交換後約2,000km走行程度までは、車両姿勢やアライメントが変化することがあります。アライメント変化を考慮したセッティングを実施してください。

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