ただちに安全な場所に停車します。
エンジンをかけたままエンジンフードを開け、風通しをよくしてエンジンを冷やします。
万一、冷却ファンが回っていないときは、ただちにエンジンを止め、自然冷却してください。

蒸気が出ているときは、エンジンフードを開けないでください。やけどなど重大な傷害につながるおそれがあります。
エンジンを止め蒸気が出なくなるまで待ち、エンジンフードを開けてください。
水温計の針が下がってきたら、エンジンを止めしばらく待ちます。
エンジンが十分冷えてから冷却水の量、ホースなどからの水漏れを点検してください。

スポーツ走行後などで、エンジンを停止したあともエンジンルーム各部の冷却のため、約2分間冷却ファンが作動することがあります。
冷却ファンに巻き込まれないように注意してください。
冷却水が不足しているときは、2つのラジエーターキャップ(エンジン側と加圧式ラジエーターリザーバータンク側)を外し、冷却水を補給してください。
補給後は、しっかりキャップを閉めてください。
エンジンルーム内配置図
冷却水
この車両はエンジン側と加圧式ラジエーターリザーバータンク側にラジエーターキャップがあります。取り付け位置を間違えないでください。また、この車両指定以外のラジエーターキャップは使用しないでください。取り付け位置を間違えたり、指定以外のキャップを使用すると、冷却性能が下がりオーバーヒートの原因となります。
応急的に水だけを補給したときは、できるだけ早くエンジンクーラントを交換してください。
走行中、再度水温計の針がオーバーヒートの範囲を示したときは、1.~4.の作業を繰り返し行ってください。
早めにNHPC又はNISSAN GT-R特約サービス工場で点検を受けてください。
加圧式ラジエーターリザーバータンク
冷却系統の内圧を通常の車両より高めに保ち、冷却性能を向上させるために採用しています。