走行のしかた

  • 走行中はシフトレバーを[N]にしないでください。エンジンブレーキが全く効かなくなり、思わぬ事故につながるおそれがあります。また、エンジン回転が急激に吹き上がり、過回転によるエンジンの故障やトランスミッションが故障する原因となります。

  • トランスミッションは効率向上や高G下での信頼性確保のため、ドライサンプ潤滑システムを採用しています。

    低温時のオイルの粘度が高いときにはオイルがいき渡るまでの時間が長くなります。

    そのため、トランスミッション油温が低いとき(約40℃以下)は、急加速やエンジンを高回転(4,000rpm以上)にして走行しないでください。

通常の走行

  • フトレバーを[A]に入れたまま走行します。

  • アクセルペダルの踏みかげんと走行速度や走行状況などにより、適切なギヤに自動変速されます。

    シフトレバーの使いかた

急加速したいとき

[A]レンジ

アクセルペダルをいっぱいに踏み込みます。

キックダウンし、急加速します。

[M]レンジ

パドルシフトでシフトダウンしてアクセルペダルをいっぱいに踏み込みます。

上り坂の走行

  • 速度が下がってきたら、シフトレバーは[A]のままでアクセルペダルを踏み込みます。

    坂の勾配に応じて、自動的に低速ギヤに切り替わり、低速ギヤを保持します。

  • アクセルペダルの踏みかげんと走行速度により、キックダウンすることがあります。

  • 走行中、自動変速の回数が多いときは、[M]レンジで走行してください。なめらかな走行ができます。

下り坂の走行

エンジンブレーキを併用して走行します。

  • 坂の勾配に応じてシフトダウンし、エンジンブレーキが効きやすい状態にします。

  • 坂の勾配に応じて、強いエンジンブレーキが必要な場合は、[M]レンジに切り替えて2速又は1速にします。

  • 勾配のゆるい下り坂では、[M]レンジの4速又は3速にすると、軽いエンジンブレーキが得られます。

  • シフトレバーが[A]のとき、低速ギヤを保持してエンジンブレーキが効きやすい状態に制御しますが、スピードが出すぎるときは坂の勾配に応じて[M]レンジに変更し、パドルシフトでシフトダウンしてください。フットブレーキだけを使い続けると、フットブレーキに負担がかかり、過熱してブレーキの効きが悪くなるおそれがあります。必ずエンジンブレーキを併用してください。

  • [A]レンジで走行しているときは、アダプティブシフトコントロール(アダプティブシフトコントロール)により、急な上り下りやカーブが連続するような道路状況でも快適で安全な走りを実現できるよう自動的に適切なギヤチェンジを行います。ただし、走行開始直後でトランスミッション油温が低いときや、スポーツ走行などで油温が高いときは、制御が作動しない場合があります。その場合には、坂の勾配に応じて[M]レンジに切り替えて低速ギヤに入れてください。

  • 滑りやすい路面では、急激なエンジンブレーキは効かせないでください。タイヤがスリップするおそれがあり危険です。

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