セットアップスイッチのトランスミッションとVDC-RのモードをRモードに切り替えることで、停車状態からの発進加速性能を楽しめます。(なお、この時のエンジン回転数は4,000rpm程度に保たれます。)
Rモード又はRモード発進を使用するときは、むち打ちなどに注意してください。また、正しい運転姿勢がとれるよう、ハンドル、シート、ミラーを調整してください。

交通ルールやマナーを守って運転してください。
周囲の交通状況や路面状態から判断して安全が確保できるときのみ使用してください。
濡れた路面のような滑りやすい状況では、急激なタイヤスリップによってハンドルを取られるおそれがあり危険ですので使用しないでください。
Rモード発進は、エンジン・トランスミッション・VDCの制御だけでなく、サスペンションやタイヤなどのセッティングも含めて開発されています。
よって改造すると車両のバランスが崩れ、性能が発揮できないだけでなく、トランスミッションなどのパワートレイン系部品が破損するおそれがあります。
エンジン冷却水やトランスミッションオイルの温度が低いときや高いときは使用できません。
使用できる範囲は以下のとおりです。
エンジン冷却水温度:60℃以上~100℃以下
トランスミッションオイル温度:60℃以上~130℃以下
Rモード発進を4回連続で使用すると、保護のためエンジン出力の低下とともにトランスミッション警告灯(警告灯)が点灯し、使用できなくなります。クールダウン走行を行い、警告灯が消灯すると再度使用できます。
性能は、路面状態によるタイヤスリップの大小や、気温によるエンジン出力の増減によって変化することをご承知おきください。(GT-RのRモード発進は、気温15℃の仙台ハイランドレースウェイ直線部分の路面状態で、セットアップされています。)
濡れた路面のような滑りやすい状況では、安全を確保するためブレーキをかけたり、エンジン出力を抑える、VDC制御が入る場合があります。
Rモード発進を多用すると、通常の発進時に比べ、クラッチやトランスミッションなどのパワートレイン系部品に大きな負担がかかります。特にクラッチは摩耗や劣化の進行が早まります。