低温時の車庫入れなど、ハンドルを大きく切った状態で発進すると、アクセルペダルを踏んでも車が前後に動きづらい場合があります。この現象をタイトコーナーブレーキング現象といいます。
これは前輪と後輪に回転差が生じるために起きる4WD車特有の現象であり、異常ではありません。
タイトコーナーブレーキング現象が起きるとタイヤのスリップ音やパワートレイン系部品のきしみ音などが発生することがあります。
タイトコーナーブレーキング現象緩和機能
以下の条件がそろったときに2WD状態となり、タイトコーナーブレーキング現象を緩和することができます。
セットアップスイッチ(セットアップスイッチの使いかた)のトランスミッションがノーマルモードのとき
車速が約10km/h以下のとき
ハンドルを大きく切った(約半回転以上)とき
低速時に大きくハンドルを切った場合以外は通常の4WD状態ですので、常に2WD状態となる機能ではありません。