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戦時色が濃くなりつつある1938年(昭和13年)にデビューを果たしたダットサン17型セダンは、タフで経済性に優れ、日本中で大いに活躍しました。エクステリアデザインは、前年に登場したダットサン16型セダンを踏襲しています。フロントグリル中央を貫くように、太めの縦バーが入っているのが特徴です。純綿や純毛が不足していた時代背景もあり、インテリアはシンプルに仕上げられています。搭載されるエンジンは、サイドバルブ(SV)の722ccで、16馬力という最高出力も16型と同数値です。この年はドイツで初の国民車となるフォルクスワーゲン・ビートルが誕生しており、当時の先進国では、第二次大戦前のモータリゼーションが高まりつつある状況にありました。
車両詳細
| 年式 | 1938年 |
|---|---|
| 型式 | 17型 |
| 全長 | 3,129mm |
| 全幅 | 1,190mm |
| 全高 | 1,600mm |
| ホイールベース | 2,005mm |
| トレッド(前/後) | 1,038mm/1,049mm |
| 車両重量 | 630kg |
| エンジン | 7型 (直4・SV) 722cc |
|---|---|
| 最高出力 | 12kW(16ps)/3,600rpm |
| 最大トルク | ----/---- |
| サスペンション(前/後) | 横置リーフ/縦置リーフ |
| ブレーキ(前/後) | ロッド式ドラム/ロッド式ドラム |
| タイヤ | 4.00-16 バルーン |
| その他 | 戦前のダットサンは、この17型が最後 |

