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1964年(昭和39年)の東京モーターショーでデビューし、翌1965年4月にリリースされたのが、初代シルビア(CSP311型)です。車名はギリシャ神話の美しい女神である「シルビア」に由来し、その名にふさわしい流麗なエクステリアが特徴でした。初代シルビアは、フェアレディ 1600(SP311型)のR型エンジンとシャシーをベースに、豪華な革内装のインテリアなど、セミカスタムメイドで仕上げられました。そのため、1965年(昭和40年)3月から1968年(昭和43)6月までの3年間に554台が生産されたにとどまりました。当時の価格はセドリックを超える120万円と、若者が憧れる高嶺の花というべきモデルでした。元祖2ドアクーペのスペシャリティカーとして、また、第三京浜国道のパトカーに採用されるなど、大きな注目を集めました。
車両詳細
| 年式 | 1966年 |
|---|---|
| 型式 | CSP311型 |
| 全長 | 3,985mm |
| 全幅 | 1,510mm |
| 全高 | 1,275mm |
| ホイールベース | 2,280mm |
| トレッド(前/後) | 1,270/1,198mm |
| 車両重量 | 980kg |
| エンジン | R型 (直4・OHV・SUツインキャブ) 1595cc |
|---|---|
| 最高出力 | 66kW(90ps)/6,000rpm |
| 最大トルク | 132N・m(13.5kgm)/4,000rpm |
| サスペンション(前/後) | ダブルウィッシュボーン/縦置リーフ |
| ブレーキ(前/後) | ディスク/ドラム |
| タイヤ | 5.60-14-4P |
| その他 | 1965年4月発売、1968年6月生産終了 |

