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戦時色が濃くなりつつある1938 (昭和13)年にデビューしたダットサン17 型は、タフで経済性に優れたモデルでした。当時のカタログには、優秀な燃費性能を訴求する「国民標準経済車」の文言も見られます。エクステリアデザインは前年に登場したダットサン16 型を踏襲しますが、フロントグリル中央を貫くように太い縦バーが入るのが特徴です。純綿や純毛が不足していた時代背景もあり、インテリアは16 型に比較して簡素に仕上げられています。このクルマは、4 座席に幌屋根を持つ「フェートン」で、かつて成城大学自動車部が所有し、1974 年の文化祭を目標にレストアされた個体です。
車両詳細
| 年式 | 1938年 |
|---|---|
| 型式 | 17型 |
| 全長 | 3,129mm |
| 全幅 | 1,190mm |
| 全高 | ---- |
| ホイールベース | 2,005mm |
| トレッド(前/後) | 1,038/1,049mm |
| 車両重量 | 610kg |
| エンジン | 7型 ( 直4 ・SV) 722cc |
|---|---|
| 最高出力 | 12kw(16PS)/3,600rpm |
| 最大トルク | ---- |
| サスペンション(前/後) | 横置リーフ / 縦置リーフ |
| ブレーキ(前/後) | ロッド式ドラム / ロッド式ドラム |
| タイヤ | 4.00-16 バルーン |
| その他 |

