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1937年(昭和12年)4月にデビューした16型は、セダンやフェートンとともに、クーペとロードスターがラインアップされました。15型と同じ722cc・16馬力の7型エンジンを搭載しています。クーペは、セダンと異なり、サイドステップがなく、埋め込み型ドアハンドルなど斬新なディテールと流麗なスタイリングが特徴です。インテリアも、外観と同様、モケット張りのベンチシートでモダンに仕上げられました。ステアリングコラムの傾斜の工夫で、クーペボディにもかかわらず居住性にも優れていました。クーペは、10型・11型・12型に設定されていましたが、13型と14型には設定がなく、15型から再登場するものの17型では再び廃止されてしまいます。このように、クーペモデルは、設定がない年式もあり、生産台数も少ないことから、きわめて貴重な1台と言えます。
車両詳細
| 年式 | 1937年 |
|---|---|
| 型式 | 16型 |
| 全長 | 3,129mm |
| 全幅 | 1,199mm |
| 全高 | ----/---- |
| ホイールベース | 2,005mm |
| トレッド(前/後) | 1,038/1,049mm |
| 車両重量 | ----/---- |
| エンジン | 7型 (直4・SV) 722cc |
|---|---|
| 最高出力 | 12kW(16ps)/3,600rpm |
| 最大トルク | ----/---- |
| サスペンション(前/後) | 横置リーフ/縦置リーフ |
| ブレーキ(前/後) | ロッド式ドラム/ロッド式ドラム |
| タイヤ | 4.00-16 バルーン |
| その他 | 定 員 4名 |

