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1968(昭和43)年4月に初代・C30型が発売されたローレルは、当時のブルーバード・510型よりも上級で、法人需要中心のセドリック・130型とも異なる、当時の表現で「ハイオーナーカー」と呼ばれる新ジャンルを開拓した革新的商品です。上級車らしい先進技術も特徴で、1.8ℓ直列4気筒OHCクロスフローのG18型エンジン、ストラット/セミトレーリングアームの四輪独立懸架、ラック&ピニオン式のシャープなステアリングが挙げられます。若々しいブルーバードに対して、より余裕を湛えた気品あるスタイリングもセリングポイントでした。1970(昭和45)年6月には2ℓのG20エンジン搭載車と、日産初のピラーレス2ドアハードトップボディを追加します。このクルマは、ハードトップシリーズの最上級車2000GXで、ルーフ部のビニールレザーが幌のような風合い感をもつ当時流行の「レザートップ仕様」です。
車両詳細
| 年式 | 1970年 |
|---|---|
| 型式 | KPC30型 |
| 全長 | 4,330mm |
| 全幅 | 1,605mm |
| 全高 | 1,380mm |
| ホイールベース | 2,620mm |
| トレッド(前/後) | 1,315/1,310mm |
| 車両重量 | 1,020kg |
| エンジン | G20型 (直4・OHC SUツインキャブ) 1990cc |
|---|---|
| 最高出力 | 92kW(125ps)/5,800rpm |
| 最大トルク | 172N・m(17.5kgfm)/3,600rpm |
| サスペンション(前/後) | ストラット/セミトレーリングアーム |
| ブレーキ(前/後) | ディスク/ドラム |
| タイヤ | 6.45-S14-4PR |
| その他 |

