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1979(昭和54)年6月に5代目セドリックと6代目グロリアとして発売された430型は、1980年代の高級車らしく、直線基調のクリーンなスタイリングで好評を博しました。2.8Lエンジン車には点火時期・アイドル制御などをコンピュータで集中管理する新機軸、日本初のエンジン集中電子制御システム(ECCS)を採用します。これは今日さかんに語られる「自動車の知能化」の第一歩と呼べるものでした。続いて同年12月には小排気量で高出力と燃費性能を両立する日本初のターボエンジン(L20E・T型)搭載車を発売し、日本車にターボ化の潮流をもたらす立役者となりました。430型は、かつての230・330型と同様「西部警察」などの往年の刑事ドラマでも親しまれます。このクルマは、セドリックの4ドアセダン200E SGLエクストラで、2018(平成30)年にフルレストアされました。
車両詳細
| 年式 | 1980年 |
|---|---|
| 型式 | 430型 |
| 全長 | 4,690mm |
| 全幅 | 1,690mm |
| 全高 | 1,430mm |
| ホイールベース | 2,690mm |
| トレッド(前/後) | 1,415/1,380mm |
| 車両重量 | 1,405kg |
| エンジン | L20E型 (直6 OHC) 1998cc |
|---|---|
| 最高出力 | 96kW(130ps)/6,000rpm |
| 最大トルク | 167N・m(17.0kgm)/4,000rpm |
| サスペンション(前/後) | ダブルウィッシュボーン/5リンク |
| ブレーキ(前/後) | ディスク/ドラム |
| タイヤ | 185SR14 |
| その他 |

