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1950年代の日産自動車は、オースチンとの技術提携でノウハウを蓄積し、1955(昭和30)年に日産の独自設計のダットサンセダン110型をリリースしました。型式名の百の位の「1」は戦後初の設計を、十の位の「1」は小型乗用車を、一の位の「0」は最初の型を表しています。モダンで斬新なエクステリア、高い居住性とタフなボディなどを実現し、サイドバルブの860ccエンジンは、パワー、燃費ともに当時の国産車の最高水準にありました。110型は同年12月にエンジンやステアリング装置、計器盤など50か所もの小改良を受け112型となります。翌1956年(昭和31年)6月、113型へとマイナーチェンジし、コラムシフトを採用するとともに、エンジンは引き続き直列4気筒の860ccを搭載。24馬力の最高出力を発揮しました。このクルマは113型の輸出仕様の左ハンドルです。
車両詳細
| 年式 | 1956年 |
|---|---|
| 型式 | L113型 |
| 全長 | 3,860mm |
| 全幅 | 1,466mm |
| 全高 | 1,540mm |
| ホイールベース | 2,220mm |
| トレッド(前/後) | 1,186/1,180mm |
| 車両重量 | 880kg |
| エンジン | D10型 (直4・SV) 860cc |
|---|---|
| 最高出力 | 18kW(25ps)/4000rpm |
| 最大トルク | 50N・m(5.1kgm)/2400rpm |
| サスペンション(前/後) | 縦置リーフ/縦置リーフ |
| ブレーキ(前/後) | ドラム/ドラム |
| タイヤ | 5.00-15 4PR |
| その他 |

