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走る実験室といえるオーストラリア一周ラリー優勝で、大活躍を果たしたダットサン(210型)はその経験を活かし、またアメリカ市場でのニーズにも応えるべく、カラーテレビが登場した1958年(昭和33年)の10月にマイナーチェンジを実施して211型へと進化を遂げました。外観上はフロントグリルのデザイン、ウィンカーランプの位置や形状、サイドモール延長、リヤウインドウ面積拡大などが210型との主な相違点になります。また、211型では「世界水準をゆく乗用車」と、当時のカタログにも記されているように、走行性能を大幅に向上させているのも特徴的で、カーブでの走行安定性をアップさせる前後スタビライザーの採用や、ステアリング機構の改良、高速域でのブレーキ性能の強化なども、あわせて行われました。
車両詳細
| 年式 | 1959年 |
|---|---|
| 型式 | 211型 |
| 全長 | 3,880mm |
| 全幅 | 1,466mm |
| 全高 | 1,535mm |
| ホイールベース | 2,220mm |
| トレッド(前/後) | 1,170/1,180mm |
| 車両重量 | 925kg |
| エンジン | C型 (直4・OHV) 988cc |
|---|---|
| 最高出力 | 25kW(34ps)/4,400rpm |
| 最大トルク | 65N・m(6.6kgm)/2,400rpm |
| サスペンション(前/後) | 縦置リーフ/縦置リーフ |
| ブレーキ(前/後) | ドラム/ドラム |
| タイヤ | 5.00-15-4PR |
| その他 |

