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チェリーF-II・F10型は、日産初の前輪駆動(FF)車だった初代チェリー・E10型のフルモデルチェンジで1974(昭和49)年に発売されました。初代と比べると全長で165mm、ホイールベースで60mmと大幅に拡大されたボディはセダン・クーペ・バンの3種類で、やはりひと回り大きな1.2ℓと1.4ℓのエンジンを搭載しています。スタイリングは、柔らかな曲線的フォルムと6角形をモチーフにした個性的ディテールが特徴でした。1970年代の安全意識の高まりをうけ、衝撃吸収構造や3点式シートベルトも採用されています。欧州でヒットしたE10型に続いて、海外市場でも「ダットサン120A」などの名前で引き続き好評を博しました。このクルマは1975年製造の4ドアセダン1400GLで、40年以上もワンオーナーの許で大切に使用された、奇跡のような純正仕様車です。
車両詳細
| 年式 | 1975年 |
|---|---|
| 型式 | F10型 |
| 全長 | 3,825mm |
| 全幅 | 1,500mm |
| 全高 | 1,345mm |
| ホイールベース | 2,395mm |
| トレッド(前/後) | 1,280/1,245mm |
| 車両重量 | 755kg |
| エンジン | A14型 (直4 OHV) 1397cc |
|---|---|
| 最高出力 | 58.8kW(80ps)/6,000rpm |
| 最大トルク | 113N・m(11.5kgm)以上/3,600rpm |
| サスペンション(前/後) | ストラット/トレーリングアーム |
| ブレーキ(前/後) | ディスク/ドラム |
| タイヤ | 6.15S-13-4PR |
| その他 |

