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ダットサン1000 セダンとトラック(それぞれ210 型・220 型)の発売は1957 (昭和32)年11 月でした。当時は自動車そのものが国内ではまだまだ高嶺の花でしたが、それでも徐々に自動車の大衆化の機運が高まりつつありました。210 型は、発売した翌年の1958 (昭和33)年1 月にロサンゼルス輸入車ショーに出品され、さらに同年8 月から9 月にかけてのモービルガス・トライアル(通称「豪州ラリー」)でダットサン1000 セダン「富士号」がクラス優勝したことで話題となり、これらが本格的な対米輸出のきっかけを作りました。このシルバーボディのクルマは、珍しい北米向け左ハンドル車(L210 型)で、星野一義氏が代表を務めるホシノインパルから寄贈されました。重要な役割を演じたダットサン1000 セダンの後継車として誕生したのが初代ダットサンブルーバード(310 型)で、ブルーバードは日産を代表する本流の乗用車として成長していきます。
車両詳細
| 年式 | 1958年 |
|---|---|
| 型式 | L210型 |
| 全長 | 3,860mm |
| 全幅 | 1,466mm |
| 全高 | 1,535mm |
| ホイールベース | 2,220mm |
| トレッド(前/後) | 1,170/1,180mm |
| 車両重量 | 925kg |
| エンジン | C型 ( 直4・OHV) 988cc |
|---|---|
| 最高出力 | 27kW(37ps)/4,600rpm |
| 最大トルク | 67N・m(6.8kgf・m)/2,400rpm |
| サスペンション(前/後) | 縦置リーフ / 縦置リーフ |
| ブレーキ(前/後) | ドラム/ドラム |
| タイヤ | 5.50-15-4PR |
| その他 |

