プリンス

プリンス セダン

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日産自動車は1966(昭和41)年にプリンス自動車工業と合併しますが、プリンスの前身である「たま自動車株式会社」が、富士精密工業製のエンジンを搭載して発売したのが「プリンス セダン」で、1952(昭和27)年3 月に発表されました。 車名の「プリンス」は、明仁親王殿下(今上天皇*)の立太子の礼にちなんで命名されたもので、その後も社名やブランド名として引き継がれました。 搭載されたエンジンの型式「FG4A」は、F が富士精密工業、G がガソリンエンジン、4 が4 気筒、A が最初の開発を表しす。このエンジンは 1.5ℓ・OHV 形式で最高出力は45 馬力。 トランスミッションも先進的な4 速で、2 速以上に国産車では初となるシンクロメッシュ機構付きでした。その2 年後の1954(昭和29)年、東京・日比谷公園で開かれた「第1 回全 日本自動車ショウ」(後の東京モーターショー)にプリンス セダンの2 型(AISH-2 型)が出展され、ショー会場で皇太子殿下の目にとまったことで、ご購入の運びとなりました。 このクルマは、殿下が当時ご愛用になった、極めて貴重な車両です。 *2018(平成30)年8 月現在

車両詳細

年式 1954年
型式 AISH-2型
全長 4,290mm
全幅 1,655mm
全高 1,633mm
ホイールベース 2,460mm
トレッド(前/後) 1,303/1,340mm
車両重量 1,254kg
エンジン FG4A型 (直4・OHV) 1484cc
最高出力 33kW(45ps)/4,000rpm
最大トルク 98N・m(10.0kgf・m)/2,000rpm
サスペンション(前/後) 縦置リーフ / 縦置リーフ
ブレーキ(前/後) ドラム/ドラム
タイヤ 5.90-15-4PR
その他