マーチ

マーチ スーパーターボ リトルダイナマイトカップ仕様

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日産を代表するベーシックカー・マーチの初代は、1981(昭和56)年の東京モーターショーでプロトタイプ「NX-018」が公開され、大規模な車名公募を経て翌年に発売されました。1987(昭和62)年、草の根モータースポーツ振興のためのワンメイクレース「マーチ・リトルダイナマイトカップ」が始まった際、参戦者へレンタルマシンで提供されたのが、NISMO 製作によるこの「マーチ スーパーターボ」です。そのエンジンは、全回転域での過給コントロールのため、低域をスーパーチャージャーに、高域をターボチャージャーに受け持たせた画期的な仕様で、排気量987cc にして110ps を発生しました。1988(平成1)年8月には、排気量をモータースポーツのクラス分類に合わせて930cc に縮小しつつも同等の110ps を発生する「MA09ERT 型」搭載の競技専用車「マーチR」が発売され、1989年1月には、同一エンジンを搭載したロードカー「マーチ スーパーターボ」もリリースされました。

車両詳細

年式 1987年
型式 K10
全長 3,890mm
全幅 1,690mm
全高 1,420mm
ホイールベース 2,300mm
トレッド(前/後) 1,350/1,330mm
車両重量 620kg
エンジン MA10 (直4・OHC・スーパーチャージャー+ターボ) 987cc
最高出力 81kW(110ps)/6,400rpm
最大トルク 137N・m(14.0kgm)/4,400rpm
サスペンション(前/後) ストラット/4リンク
ブレーキ(前/後) ベンチレーテッドディスク/ドラム
タイヤ 185/60R14
その他 ワンメークレースカー