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戦後は、GHQ により乗用車生産が制限されていましたが、1949(昭和24)年10月に解禁を迎えます。日産は、1952(昭和27)年に戦時中の技術的な遅れを取り戻す目的で英国のオースチン社と技術提携しますが、オースチン社を選んだ理由は、日本の国情に合う小型車の開発に長けていたこと、当時の米国市場で優位だったことが挙げられます。翌1953(昭和28)年4月4日には早くも日産製の「A40 サマーセットサルーン」1号車が鶴見にあったオースチン工場でオフラインし、5月8日には都内で通産大臣や駐日英国大使を招いての記念発表会を実施しました。このクルマは、オフライン1号車そのものです。
車両詳細
| 年式 | 1953年 |
|---|---|
| 型式 | B30型 |
| 全長 | 4,050mm |
| 全幅 | 1,600mm |
| 全高 | 1,630mm |
| ホイールベース | 2,350mm |
| トレッド(前/後) | 1,220/1,270 |
| 車両重量 | 1,020kg |
| エンジン | 1G型 (直4・OHV) 1200cc |
|---|---|
| 最高出力 | 31kW(42ps)/4,500rpm |
| 最大トルク | 84N・m(8.6Kgm)/2,200rpm |
| サスペンション(前/後) | ダブルウィッシュボーン/縦置リーフ |
| ブレーキ(前/後) | ドラム/ドラム |
| タイヤ | 5.25-16 6PR |
| その他 |

