ポンティアックのコンセプトカー・レイジェスは、まるでセダンのバットマンカーのようないで立ちで展示された。この車のスタイルと、観音開きのドア、何か新しいセダンを予感させる。その反面、キャデラックのように保守的な路線を守る車も少なくない。
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しかし、全体的にはデビュー当時のセンティアがもっていたデザインをさらに発展させたような強烈な個性を持っているのが特徴だと感じた。とにかく、自身のアイデンティティの明確な車が多いこと。これは一旦ショーの会場を離れて街をゆく車を見ても明らか。どれも個性的なキャラクターを持つ訳が路上を見ると次第に分かっている。
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展示ブースで楽しかったのがジープ。
まるでマジックマウンテンの頂上に車を
ポンと置いたようなディスプレイは、遊
び心がたっぷりと入っていた。
やっぱりトラックでしょ、と思う
そして、もう一つ、こちらの主力車種を紹介しない訳にはいかない。そう、ピックアップだ。何たって全米で一番売れている自動車が、フォードのF(フルサイズピックアップ)に類するピックアップトラックだってきけば、いかにこの国でトラックの需要があるか分かるというもの。
ダッジラム、フォードF、シボレーC、GMCのKシリーズなど、どれも人気のあるフルサイズトラック、そして国産トラックとアメリカメーカーが激突するミニ&ミッドサイズトラックのカテゴリー。もちろん、仕事に使うより、圧倒的にパーソナルユースに使われる事が多い。だから、グレードもラグジュアリーあり、加速ならスポーツカー並のダッシュ力を誇るスーパースポーツありと、SUVであり、セダンであり、スポーツカーでもあるのだ。
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