
快適性・装備
- 新ヒューマンインターフェイス
将来は、高齢者人口の増加や各種サービス情報の増加に伴い、より判別しやすく扱いやすいインターフェイスを提供することが益々重要になってくると予想されます。そこで日産は視認系/操作系の構築にあたり、従来の人間工学に加え認知科学を導入し、研究者とインテリアデザイナーが初期スケッチの段階から共同で作業を進める方法を採用しました。
その手順は以下の通りです。1.人間の認知過程と操作動作の検討から「使いやすさ」を構成する基本機能を抽出。2.これを各機能毎にグルーピングするとともに、手の自然な動きに沿って操作系の配置、形状、材質などを決定。3.この内容を踏まえ、視認系の配置、表示内容などを決定。
これにより、日常の使いやすさが増すだけでなく、操作すること自体の楽しさも生まれます。また、急を要する場面での操作の確実性向上、運転時の疲労の軽減などの効果も期待されます。
- バードビュー ナビゲーションTM
ナビゲーションシステムの新しい機能の1つとして、鳥瞰図を用いた遠近表示を採用しました。認知科学の視点からシステムの地図表示法の改善を行い、交差点での詳細な地図ガイドと大局的な地図ガイドを同時に行える表示法として開発しました。鳥が上空から地上を眺めているように道路や街並みを自然に見せ、しかも地平線まで一気に見渡せる開放感のある地図画像を表示します。さらにこの地図画像中に、ランドマークとなる建物などを立体的に表示したり、VICSなどが提供する様々な道路交通情報を表示することにより、現在地や目的地、そして道路状況などが容易に把握できるようになりました。
- ホログラフィック・ヘッドアップディスプレイ
ホログラフィック・コンバイナーを用いて経路誘導、各種警告など、走行中重要となる情報を、虚像としてウインドシールド下部に表示するシステムです。プロジェクター内の液晶パネルで生成された表示像が、ウインドシールド内に封入されたホログラフィック・コンバイナーによってドライバーの方向に回折される構造となっており、前景から視線を大きく動かすことなく情報を読み取ることができます。また、このウインドシールド下部に表示される虚像は、あたかもフードの先端付近に存在しているかのような遠近感で見えるため、目の焦点を遠方からインストルメントパネル付近まで大きく調節する必要もなくなります。なお、詳細情報については、センターディスプレイに表示されます。

- ホログラフィック・コーナーポール
車庫入れやバックの際に車両後端部を把握する補助装置として有効なコーナーポールを、立体映像で作り出すシステムです。このコーナーポールは、ホログラムを利用した3次元表示により、車室内にいるドライバーからはあたかも車両の後端角に存在するかのような遠近感で見えますが、外からは何も見えず、本来の美しいエクステリアデザインが損なわれることはありません。リヤウインドウガラスに貼付されたホログラムには立体像が記録されており、後退時に点灯するレーザー光の照射により、リヤバンパー位置とバンパーからさらに200mm後方の2つの距離に表示像が浮かび上がります。ドライバーはこの2つの表示像と後方の障害物との遠近を比較しながら適正な位置まで後退することができます。また、前進時などレーザー光がオフの時には、ホログラムは透明であるため後方視界を妨げることはありません。

- ディスチャージヘッドランプ
小型の放電灯バルブを用いた次世代のヘッドランプです。石英バルブ内に設けた2つのタングステン電極間でアーク放電を行うことにより発光するもので、フィラメントを使用する従来のハロゲンバルブと比較して光量に余裕があるだけでなく、消費電力を20%以上低減します。また、明るく太陽光に近い自然な感覚の発光色であるため、運転時のストレスが軽減されます。


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