
コンセプト
「時代が移り変わっても、移動のための道具としてクルマに求められる役割は変わらない。しかし、環境・人・クルマの調和という面では、より積極的な対応が求められる。」と日産は考えます。
人々がクルマに求める役割は、パーソナルな移動手段として、行動範囲を広げ、生活を豊かにし、運転する楽しさを与えてくれる魅力的な存在であること。そして、地球温暖化の抑制、資源の有効利用、交通問題の解消、安全性の向上といった社会的な要請に応えられること。将来のクルマにとって、この2つの命題の両立は必要不可欠なものとなるでしょう。
今回、日産が提案するコンセプトカー“CQ−X”は、「将来のクルマ」をスタディし、その一例としてまとめあげたリサーチモデルです。前回モーターショーのコンセプトカー“AQ−X”に続き(右図参照)、新たな時代におけるクルマのバランスを提案するものです。
“CQ−X”は、クルマの基本であるセダンの形態をとり、コンパクトなボディサイズとしました。低燃費の達成、さらなる安全性の確保、そしてミディアムクラスセダンとしての機能の充実を開発テーマとしています。

*1:地球温暖化の原因として、CO2の温室効果の影響が大きいと考えられていますが、クルマの燃料であるガソリンが理想的に燃焼すると、H20の他に、このCO2が発生してしまいます。クルマからのCO2排出量を減らすためには、少ない燃料でできるだけ長い距離を走ること、つまり燃費の大幅な改善が重要な課題となります。
*2:日産は、渋滞や交通事故といった現代のクルマ社会が抱える様々な交通問題の解消に向けて、真剣に取り組んでいかなければならないと考えています。
より良い21世紀のクルマ社会を築くために、今後益々重要になってくると考えられるのが「クルマと道路の知能化」です。これはインフラの整備に加え、さらに高度に発達した情報通信技術やエレクトロニクス技術を駆使することにより、自車とその他の外部環境(他車、道路など)との結合をはかり、安全、円滑、快適なクルマ社会を実現しようとするもので、現在ITS(Intelligent Transport Systems)への取り組みの一環として積極的に展開されています。
※ITS(Intelligent Transport Systems)は、自動車、道路、交通に関係する省庁が中心となり推進する、情報通信・制御技術を活用した自動車・道路交通インテリジェント化システムの総称です。現在、日・米・欧などの間で技術交流や国際標準化の検討を行うなど、国際協調も、積極的に展開されています。
“CQ-X”に搭載している主なITS対応技術
- ノンストップ自動料金収受システム
IDが登録されたICカードを車載通信ユニットにセットすることにより、高速道路などの有料道路の出入り状況が記録され、後日登録口座から使用料金が自動引き落としになるシステムです。これにより料金所での車の停止が不要となり、付近の渋滞が緩和されます。
- 次世代ナビゲーションシステム
VICS(Vehicle Information &Communication System)などが提供する、様々な道路交通情報(渋滞情報、所要時間情報、交通障害情報、交通規制情報、駐車場情報など)をディスプレイに表示し、運転の効率化をはかります。


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