NISSAN MECHANIC CHALLENGE 2021

頂点を獲った整備士たちの挑戦は、つづく。 全国の日産ディーラーから選ばれた整備士たちが、2020年の日本最高の舞台を沸かせ、日産に関わる全整備士の技術力を証明した。日本一の整備士という誇りを胸に、これからも、技術を磨く挑戦はつづいていく。 SUPER GT300 参戦 NISSAN MECHANIC CHALLENGE  NISSAN x 日産自動車大学校 x KONDO Racing Team.
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更新

参加レース

※今年はRd.7 を除く、全7戦に参戦しています。
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岡山国際サーキット

2021年 4月10日(土) 〜 11(日)

悲願の初優勝を達成した2020年の最終戦から4ヶ月弱。2021年の開幕戦は2年ぶりに岡山国際サーキットで開催され、今回は4名のテクニカルスタッフが参戦した。予選、公式テストから好調な56号車は4位のタイムをマーク。好ポジションで臨んだ決勝では冒頭から激しいトップ争いが巻き起こり、2度のセーフティーカー導入など波乱の展開となるが、綿密に作戦を練っていた56号車は好位置をキープ。ピットインでは高い整備力を見せつけ見事トップに浮上する。最後まで2位との攻防が続いたが0.4秒差で開幕戦優勝を達成。1位から4位までが1秒差という大接戦のレースを制した。


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    松本 和

    滋賀日産自動車株式会社

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    重村 菜緒

    京都日産自動車株式会社

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    岩橋 春樹

    日産大阪販売株式会社

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    後藤 直人

    和歌山日産自動車株式会社

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富士スピードウェイ

2021年 5月3日(月) ~ 4(火)

五月晴れに恵まれた第2戦。シリーズ最長距離となる500kmレースは富士スピードウェイで開催された。予選で無念にも26位となり決勝は後方からのスタートとなった。決勝中盤では500クラスのアクシデントにより決勝初のFCY導入となる。56号車は即時に作戦を立て、この状況を活かして5位に浮上。その後も迅速なピットイン、そして好調な走りを維持。サクセスウェイトを抱えながらも7位と健闘。シリーズランキング首位で次戦に臨む。


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    池井 亮太

    松本日産自動車株式会社

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    奥谷 真志

    千葉日産自動車株式会社

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    吉原 航基

    日産自動車販売株式会社

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    高島 有輝

    株式会社日産サティオ富山

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    磯部 元樹

    日産プリンス静岡販売株式会社

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鈴鹿サーキット

2021年 8月21日(土) ~ 22(日)

第3戦は、新型コロナウイルス感染拡大により4ヶ月遅れて8月21日、22日に鈴鹿サーキットで開催された。今回は東海・近畿地方から8名のテクニカルスタッフが参戦した。 予選は惜しくもQ1通過を逃し、18番手。決勝は後方からのスタートとなるが、スタート直後から順調な滑り出しを見せる。しかし、他車両との接触によりスローダウンし、一時最後尾まで順位を落とす。その後、フルコースイエローが出るなどレースの状況が変わる中、56号車は適宜作戦を変更して対応。レース終盤は次々と上位車をオーバーテイク、ファイナルラップで一気に2台を交わす熱い走りを見せ、8位でチェッカーを受けた。56号車はポイントランキング2位で第5戦を迎えることとなった。


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    野田 誠人

    岐阜日産自動車株式会社

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    青木 拓也

    愛知日産自動車株式会社

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    藤川 希世紀

    日産プリンス名古屋販売株式会社

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    窪田 卓弥

    三重日産自動車株式会社

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    西村 優作

    日産プリンス三重販売株式会社

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    川﨑 一武

    滋賀日産自動車株式会社

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    百田 一稀

    京都日産自動車株式会社

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    福井 裕都

    日産大阪販売株式会社

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ツインリンクもてぎ

2021年 7月17日(土) ~ 18(日)

新型コロナウイルスの影響で延期された第3戦に先立ち、第4戦がツインリンクもてぎで開催された。今レースでは、6名のテクニカルスタッフが参戦した。 予選はサクセスウェイトに負けない走りを見せて3番手でフィニッシュ。決勝も上位争いに加わり激しい争いを繰り広げる。しかし、ピットイン後に他車両と接触、緊急ピットインとなる。最終26位と悔しい結果となったが、アクシデントが起きても素早いピットイン作業でコースに復帰させるメカニックたちの姿は「諦めずに全力でチャレンジする」という日産メカニックチャレンジのねらいを体現する大切な場面となった。


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    桑野 駿

    日産プリンス栃木販売株式会社

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    村田 悠輔

    埼玉日産自動車株式会社

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    桑原 陽生

    日産プリンス埼玉販売株式会社

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    安本 翔

    日産東京販売株式会社

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    吉岡 郁哉

    神奈川日産自動車株式会社

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    渋谷 航来

    日産プリンス神奈川販売株式会社

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スポーツランドSUGO

2021年 9月11日(土) ~ 12(日)

SUPER GTはシーズン後半戦に突入。第5戦は宮城県スポーツランドSUGOで開催された。今回は日産販売会社のテクニカルスタッフ4名がKONDO RACINGチームに合流し、共に大会に備えてきた。予選は81kgのサクセスウェイトを搭載しながらも10番手となり、決勝で上位を狙う。決勝の前半は10位から9位へポジションを1つ上げ、順調に周回を重ねる。後半で他車両のアクシデントにより上位とのギャップを一気に縮めた56号車は4位へ浮上。その後終盤で3位とさらに順位を上げ、そのままチェッカーを受けた。今季2度目の表彰台でシリーズ優勝に向けて貴重なポイント獲得に成功した。


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    平山 迅修

    株式会社日産サティオ弘前

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    佐藤 輝喜

    日産プリンス宮城販売株式会社

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    加藤 諒也

    日産プリンス秋田販売株式会社

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    志田 宗一郎

    日産プリンス栃木販売株式会社

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オートポリス

2021年 10月23日(土) ~ 24(日)

SUPER GT第6戦が大分県のオートポリスで開催された。今回は九州から3名のテクニカルスタッフが参戦、レースウィークをチームと共に過ごした。 予選Q1通過とならず18番手スタートとなった決勝。スタート直後からポジションアップを重ねて12位まで浮上するものの、レースではアクシデントが相次ぎ波乱の展開となる。56号車もピットインでアクシデントが発生、さらにコース復帰後にコースアウトしたことでポジションダウンを喫する。しかし56号車は諦めず果敢な走りを披露し、最終11位でチェッカーを受けた。アクシデントに見舞われながらもメンバー全員が最善を尽くし、ポイントランキング2位をキープすることができた。


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    田島 厚

    福岡日産自動車株式会社

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    宮山 聖矢

    株式会社日産サティオ佐賀

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    木下 拓哉

    日産プリンス長崎販売株式会社

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富士スピードウェイ

2021年 11月27日(土) ~ 28(日)

シーズンの締めくくりとなる第8戦は静岡県の富士スピードウェイで開催された。今回は全国の販売会社から8名のテクニカルスタッフが参戦。チームスタッフと共にシリーズ優勝に向けて準備を進めてきた。予選17位の56号車は、決勝では冒頭から果敢な走りを披露しポジションを次々と上げていく。レース終盤にかけてライバル勢がアクシデントやマシントラブルに苦しむ中、56号車は順調に走り続けついに5位にまで浮上。最後まで熱い走りを披露し続け、最終的にスタートからなんと12ポジションアップの5位でチェッカー。シリーズ2連覇は逃すこととなったが、シリーズ2位でシーズンを締めくくった。多くのテクニカルスタッフがそれぞれ学びや感動を得てきた2021年の日産メカニックチャレンジも幕を閉じた。


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    藤井 誠人

    埼玉日産自動車株式会社

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    兼平 一志

    日産プリンス埼玉販売株式会社

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    高橋 英臣

    神奈川日産自動車株式会社

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    竹田 祥希

    日産プリンス神奈川販売株式会社

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    北川 紘

    岐阜日産自動車株式会社

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    浅野 剛志

    浜松日産自動車株式会社

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    三浦 直樹

    愛知日産自動車株式会社

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    澤村 謙一郎

    日産プリンス名古屋販売株式会社

01 NISSAN MECHANIC CHALLENGEとは...

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「ひとりでも多くの若者をクルマ好きにしたい」という思いから2019年にスタートした、日産自動車・日産自動車大学校・KONDO RACING が共同で取り組む人財育成プロジェクト。

全国の日産販売店から選抜されたテクニカルスタッフ(以下TS)と日産自動車大学校の学生が、近藤真彦監督率いるKONDO RACING と共に、国内最高峰レースである「SUPER GT・GT300」の舞台に挑む。

TSはレース1週間前から予選、決勝当日までKONDO RACING TEAMと全ての活動を共にする。
日々の業務で培った技術力を武器に、チームの一員としてレーシングカーの整備などを行うことで勝利に貢献するだけでなく、普段の業務では得ることのできないスキルや経験の獲得を目指す。

NMC TRAILER

NMC TRAILER

NISSAN MECHANIC CHALLENGEに参加した整備士に密着取材。 昔から憧れだったピットに、チームの一員として立った時の想い。 張り詰める緊張の中、レーシングカーを整備して感じたもの。 そして、日々の業務にこの経験をどう生かすのかという決意まで。 数々の整備士が踏み出した、新たな挑戦の記録がここに。

02 NISSAN MECHANIC CHALLENGEとは...

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1984年からレーサーとしても活躍していた近藤真彦氏がオーナー兼監督を務めるレーシングチームです。

2000年に「KONDO RACING TEAM」を設立し、フォーミュラ・ニッポンへの参戦を開始。以降2002年から2004年にかけてル・マン24時間レース、2006年からスーパーGT・GT500クラスに参戦。

2012年から日産自動車大学校とのジョイントによるスーパー耐久に参戦。
2019年からはスーパーGT・GT300クラスへと舞台を移し、新たなチャレンジを開始しました。

01 NISSAN MECHANIC CHALLENGEとは...

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1994年に前身の全日本GT選手権が開催されて以降、四半世紀続いているSUPER GTは、街を走る乗用車を元に開発されたツーリングカーの最高峰。
年間37万人以上の観客がサーキットに足を運ぶなど、名実ともに日本のモータースポーツを牽引する存在である。

馬力の違いでGT300とGT500にクラスが分かれているものの、同じサーキット会場で同時にレースを行うため様々な性能のクルマが入り乱れて混戦となるのが見所のひとつ。

とりわけGT300は国産車はもちろん輸入車も多数参加し、駆動方式も多種多様。世界でも有数のマシンバラエティーを有していることも大きな魅力である。