スタートから1時間経過



午前11時から30分間行われる決勝を前にしたウォームアップ走行の後に決勝 出場ドライバーの紹介が行われた。決勝のスタートまで約2時間。ちょうどそ のとき、断続的だが雨が曇り空から落ちてきた。路面を濡らすまでには至らな かったが、その後どうなるのか、ドライバーを始めチームスタッフの心配が募っ た。

 幸い1995年のル・マン24時間レースのスタートは曇り空の下、ドライコンディ ションで切られた。雨を心配してレインタイヤをピットで用意するチームも多 かったが、再びレインタイヤはピットの奥に戻された。  午後3時52分、ペースカーに先導されながら47台(サードチームのMC8R は、クラッチトラブルのためにスタート出来ず)のマシンがゆっくりと13.6キ ロのサーキット回りはじめた。フォードシケインを立ち上がる直前でペースカー がピットロードに待避し、2台のWRが背後のクラージュを牽制しながらスター トラインへ向かった。ライン上ではフランス国旗が振り下ろされ、24時間レー スのスタートが切られた。

 WSCクラスのWRとクラージュが序盤のつばぜり合いを演じている間にと うとう雨が落ちてきてしまった。選手紹介の時とは違って本格的な降りとなっ てしまい、コースが濡れ始めた。コースサイドのオフィシャルからは、コース が雨によってスリッピーになっていることをドライバーに知らせる赤と黄色縞 の通称オイル旗が提示された。ちょうど1回目のピットインと時間的に同じだっ たことで各チームは、ガソリン給油とタイヤをレインタイヤへ交換してマシン を再びコースへと送りだした。  しかし、気まぐれな天候は、また変化を見せて雨は止みコースは乾き始めた のだった。どうやら今年のル・マンは天候が勝敗を決するファクターになって くるかも知れない。

 序盤俊足を見せたWSCのマシン達は濡れた路面でペースダウン、最初の1 時間では、なんとかWRが首位を守っていたものの、GT1クラスのマクラー レンF1、カーナンバー49がその後順位を上げてきてトップを奪取、周回を重 ねている。2位にもマクラーレンF1がつけてトップ2を独占している。日本 勢は、ニスモLMの23号車が順調に順位をアップ、17位で走行。なおも順位を 上げる模様だ。

1時間経過後 日本チーム、ドライバーの順位
カーナンバー5=23位
カーナンバー22=37位
カーナンバー23=17位
カーナンバー26=クラッチトラブルでスタートできず。
カーナンバー27=16位
カーナンバー40=13位
カーナンバー46=33位
カーナンバー47=45位
カーナンバー54=20位
カーナンバー59=9位
カーナンバー84=19位


高橋 二朗