Communique No.9 Jun 18, 1995

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*1995年6月18日日曜日 -8時00分


クラージュ、マクラーレン勢を追撃!

ニールセン/マスがドライブするトップのマクラーレンのリタイヤとクラージュ13号車の 追い上げが、夜の戦いを示す2つの出来事だった。8時間後のゴールに向けたサスペンス は全く衰えることがない。雨は夜のうちに小降りになり、レースが半分を終えるまでには 走行ラインが乾くまでになったが、夜明けとともに再び降り出し、スリック・タイヤへの 交換を妨げている。

フィリップ・アリオのアクシデントによってニールセン/マス/ブシュー組がトップに返 り咲いた。しかし夜明けからちょうど3時間が経過したところで、ヨッヘン・マスはクラ ッチ・トラブルでつまずく。交換に1時間20分を要し、ジョン・ニールセンは17位の位置 からレースに復帰することになったが、何と最初のラップでコースアウトしてしまう。
その数分後にマクラーレン/ウエストのリタイヤが確認された。ウァラス/ベル/ベル組 がトップに立ち、マクラーレン59号車のレート/ダルマス/関谷組がこれを追う展開とな った。59号車は2度のスピンで遅れ、スリックタイヤ装着という賭は決定打とはならなか ったもののウァラスはトップをキープしている。

2台のマクラーレンに続き、ウォレック/アンドレッティ/エラリー組が猛烈な追い上げ を見せ、3時25分には3ラップ遅れの3位にまで上がって来た。その追撃ぶりは1977年の ジャッキー・イクスのそれを思い出させるものだ。長時間に渡ってこのクラージュとバト ルを展開していたシュトゥック/ブーツェン/ブシュー組のクレマーはサスペンションの 調整、次いでウイングの補強により追撃の手を緩めることになってしまった。このクレマ ー4号車は以後好調に走行。6位につけている。クレマー3号車はコースアウトを連発し た。コンラッドからステアリングを引き継いだブラジル人ドライバーのヘルマンが0時少 し前に2度コースから飛びだし、シャシー前部のリペアに遅れることになってしまったの だ。マツダDG3は問題なく走行を続け、虎視眈々と上位を窺っている。LMP2クラス では生き残りのWRが、電気系のトラブルで遅れたデボラをリードし続けている。

GT1クラスではマクラーレン勢が上位を独占。ジャカディ50号車とガルフ24号車は4位 の座をめぐって争っている。7時40分にフラット・ボトムとブレーキのチェックのため、 フランス組がイギリス組にポジションを譲ることになった。

GT2クラスは、コペッリ/シリング/ブルデ組がユノディエール最初のシケインでシリ ングがコースアウトしてリタイヤしたものの、キャラウエイが圧倒。ワークスカーである このマシンがアグスタのマシンとホンダNSX84号車をリードしている。マーコス勢は排 気系の問題から遅れたもののジャガーを追って走り続けている。パイパー/ニーデル/ウ ィーバー組のジャガーがレース半ばにエンジンを壊し、6位のポジションからリタイヤし た。2台目のジャガーも7時5分にラコベリがコースアウトしてリタイヤした。

長い間エンジンの修理を続けていたグーノン/ベルモンド/トレヴィジオル組のヴェンチ ュリーだったが、深夜0時ごろに再スタート。見事な走りを示し、時にコース上に残って いるマシンの中で最速のスピードを見せている。しかし、良い結果を示すには余りにも差 が広がり過ぎている。その他ではM.フェルテ/テヴェニン/パラウ組のフェラーリF40 で、見事な信頼性を見せ、8位をキープしている。

メカニックの懸命の作業により、ホンダ46号車とシボレー30号車は完走を目指してレース の復帰することに成功した。このコルベットは7時少し前に何と自車の5ラップ目を記録 した。一方サードMC8はクラッチ・トラブルからついにリタイア。ヴェンチュリー43号 車(軽い出火)、ニッサン23号車(ギヤボックスのロック)もリタイヤしている。 8時少し前、JJレートは2分以内の差とトップに迫ったが、給油のためにピットインし た。