Communique No.8 Jun 17, 1995

*

*1995年6月18日日曜日 -0時00分


アリオ、リタイヤ
クラージュ順位を上げる

夜の始まりとともにフェラーリF40に不運が襲って来た。オロフソン/デラ・ノーチェ/太田組がギヤボックスのトラブルでリタイヤした。このマシンはレース開始後4時間目からサーキット上で止まったままだった。マンチーニ/モンティ/アイルス組の方のフェラーリはギヤボックスの修理は終えることが出来たが、ピットでの作業に1時間20分を要した。またブルーにカラーリングされたパイロット・アルディックス・レーシングのフェラーリはカルロス・パラウのスピンでリヤ・カウルのリペアを強いられることになった。

レースをリードするフィリップ・アリオは22時30分までヨッヘン・マスへのリードを広げていたが、ポルシェ・コーナーからフォード・シケインまでの区間“ヌーベル・ポーション”でコースアウトしてしまった。アリオは他のマシンに追突された模様だ。いずれにせよアリオのマクラーレン/ガルフはリタイヤしたことに変わりはない。その結果マクラーレン/ウエストがトップに立ち、ウァラス/ベル/ベル組が駆るハロッズがスポンサードするマシンへの差を広げて行った。また、ダルマス/レート/関谷組が3位に上がって来た。

マクラーレン勢の後方では、トラブルで遅れるマシンが多く見られた。ニスモGTR−LM23号車は22時47分にギヤボックスのトラブルでストップ。リペアに約45分を要してピットアウトして行った。また23時13分にはそれぞれ4位と7位を走行していたポルシェの37号車と79号車がミュルサンヌで絡んでしまった。アンドレア・フークスが硬過ぎるペダルにブレーキングをミス。エマヌエル・コラールに追突した模様だ。ラルブル・コンペティションから参加している3台のポルシェ(36、37、55号車)はアクシデントでリタイヤ。カルデラリ/ブリネール/フークス組は落胆の色を隠せない。キャラウエイを大きくリードし、GT2クラスを圧倒していたからだ。

4位まで上がって来たフランツ・コンラッドも0時少し前にスピン。クレマーK8のリヤ回りを修理するためにピットインしなければならなかった。ポルシェ勢の中での救いは上位に上がって来たシュトゥック/ブーツェン/ブシュー組がドライブするもう1台のクレマーと、ウォレック/アンドレッティ/エラリー組のクラージュだ。2台のマシンは現在6位を争っている。「ル・マンでこれほど厳しいコンディションは初めてだ」とは2クールを見事に走り抜いたボブ・ウォレックの弁だ。

最速ラップは依然レース序盤にパトリック・コナン(WR)がマークした3分51秒41のままだ。