Communique No.5 Jun 17, 1995

*

*1995年6月17日土曜日 - 18時00分


16時00分〜18時00分:動きの激しいレース序盤

スタートを前にして早くもハプリングが起こった。
ポルシェ・クレマー4号車、マツダ5号車、ジロワ・レーシングのマクラーレンと ホンダNSXの84号車がピットスタートを強いられることになったからだ。

シグナルがグリーンに変わると2台のWRがそのままレースをリード。ゴニンを トップにダビットがこれに続くが、すぐにウォレックがドライブするクラージュ・ ポルシェに抜き去られる。3ラップを終えたところでWRのウイリアム・ダビットは ドライバーを保護する小さな整流板の装着のためにピットインを強いられる。

ウエスト・レーシングのマクラーレンが“トップ5”に入り、ペスカロロの駆る クラージュに後塵を浴びせる。これにグリッド17番手からスタートしたフェラーリ 1号車のシガーラが加わる。この3台はフェラーリ333SPがアルナージュで ストップしてしまうまで、何周にも渡ってデッドヒートを展開し、レースを盛り上げる。

2クールを走り、ボブ・ウォレックはそれまでトップを走っていたWR8号車への 遅れを取り戻した。ウエスト・レーシングのマクラーレン49号車は給油を遅らせ トップに立つ。ジロワは最初の給油ストップの際にスターターを交換。

ワークス・ヴェンチュリーはジャン= マルク・グーノンがレース序盤に見事な走りを 見せ、一時5位につけるが、ターボの連結管のトラブルからストップしてしまう。

ホンダ47号車はクラッチトラブルに見舞われ、コース上で立ち往生してしまった。 この他トラブルに襲われたのはシボレー・コルベットはレース開始15分後に コースサイドにストップ。ピットに戻るために30分以上を要した。

WR8号車は駆動軸のジョイントのラバーブーツの交換のために遅れ、 さらに17時25分に給油のために再びピットインした。

レースのスタートから今にも泣きだしそうな雲行きだったが、多くのGTマシンが 給油ストップを行う頃にとうとう雨が降りだした。一部のチームはレインタイヤに 履き変えるが、雨はすぐに小やみとなり、タイヤ交換を行わずに走り続けたマシンが 優位に立ち、その選択が正しくなかったことが証明されてしまった。そのうちの1台で あるウエスト・レーシングのマクラーレンがトップに躍り出た。 これにウァラス/ベル/ベルのトリオが駆るマシンと、マクラーレン・ガルフ24号車が これに続く。

ドュプイ/コラード/オルテリの駆るポルシェ37号車はレインタイヤへの交換が 早過ぎたため、貴重なタイムを失い、順位を落としてしまう。これに対して同チームの もう1台のナンバーワンカー、36号車はグッドチョイスを見せ、17時45分に給油に 入った際に10分程を失うまで5位をキープしていた。

17時30分から本格的に降りだした雨で、全てのマシンはタイヤを交換し、 その間を利用して給油も済ませている。