Communique No.2 Jun 15, 1995

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*1995年6月15日木曜日 - 12時00分


予選第1セッション

クラージュ/ポルシェがポール

シュトゥック/ブーツェン/ブシュー組が駆るクレマーのNO.1カーが改善の余地を残すマ シンの挙動が足かせとなりセッション始めに遅れをとってのに対し、クラージュ・ポルシ ェC34は暫定フロントローに着けた。第1セッションの開始早々にピェール= アンリ・ラ ファネルが最初にトップに踊り出たが、ボブ・ウォレックがその後4分の壁を破って見せ た。

クレマー勢では、アクセルケーブルのトラブルに見舞われていたクルーが第2セッション 中盤になってようやく暫定2位のタイムを記録。さらに、セッション終了まで数分という ところで、シュトゥックはユーノディエールの最初のシケインでコースアウトしてしまっ た。

全体にドライバー達はコースが非常に汚れていると語っていたが、グリップは漸進的に改 善されて行った。

GMシボレーのエンジンを搭載するクラージュC41(このうちの1台が予備予選でエリッ ク= バン・デ・プールの手によってベストラップを記録)はウォレックからそれぞれ3秒 と8秒の遅れをとった。マシンには決勝レースで使用される“ワークス”エンジンは搭載 されていなかった。

第2セッションではエンジンを壊して(コンロッド)ピットに張りついていたビュイック ・エンジンのノルマだったが、4分04秒をマーク。ロータリー・エンジンのマツダをわず かに上回った。

フェラーリ333SPはわずかの周回を記録したにとどまった。ギヤボックスのトラブルに 見舞われた模様だ。さらにこのチームが記録したタイムはリミッターを装着したなかった ため、認められなかった。

同様に、GT1ではブルメルのフェラーリF40勢が目立ったタイムを記録することが出来 なかった(このうちの1台に燃料漏れが見られた)のに対し、パイロット・チームのマシ ンはフロントに新たに取り付けたスポイラーが良好な効果を示さなかったためロードイー ルディングが懸念されたが、それでも15位に入った。

一方、マクラーレン勢は第1セッションで満足出来るタイムを記録していた。ウォレスと ベル親子が駆る51号車は早々に“トップ5”に入ったが、第2セッションでは、JJレー ト(ダルマス、関谷と組む)がマクラーレンで最速となった。レートのチームメイトで、 全日本ツーリングカー選手権のチャンピオンの関谷は、夜間セッションで初めてこのマシ ンに乗り込んだ。関谷によればマシンはレーシングカーというより乗用車という印象だと いう。マクラーレン勢のうち最速の4台はコンマ3秒以内に集中している。

ポルシェ勢の中ではデュプイ/コラード/オルテリが早々に4分の壁に迫るタイムを記録 し、競争力の高さを示した。「予備予選で、ポルシェのエンジニアは膨大な情報を収拾し 、それにもとづいてマシンをモディファイした。我々はまったくの最初からこれまでのマ シンより非常にバランスが良く、速く、敏捷なマシンを得ることになった。」とドミニク ・デュプイ。このような条件のもとでは楽観的になることが必要で、ラルブル・コンペテ ィションは今日のセッションは決勝レースのための準備にあてることになるはずだ。

ワークス・ヴェンチュリーの44号車も素晴らしいパフォーマンスを見せ、ジャン= マルク ・グーノンが3分59秒74で早々にクオフィファイした。

第1セッションで4位(速い方のマシン)のタイムを出したWRだったが、それ以上ポー ルポジションに近づくことは出来なかった。ウイリアム・ダビッドとチームメイトのブー ベ、バランドラは、燃料ポンプのトラブルに見舞われ、プティとロスタンと組むパトリッ ク・グーノンは回らないエンジンに悩まされた。

ホンダ勢では新しいNSXGT1の高いポテンシャルが確認されたが、ターボエンジンの パワーに耐えかねたギヤボックスのトラブルに見舞われてしまった(47号車) 。チームは 解決策を見いだすだろう。

シーケンシャル・ギヤボックスを持つキャラウエイの75号車が順調であるのに対し、76号 車は2度のギヤボックス・トラブルに見舞われてしまった。

スポーツカーの職人的なコンストラクターの作品であるマーコス(リスターも同様)は、 シボレー・エンジンのパワー不足に悩まされている。

サルテ県に住むシルビアン・ブレが駆るビュイック・エンジンのタイガは、チームに不安 を投げかけた。レースに先駆けて行われたテストは支障なく行われたが、昨日は、電気系 のトラブルに襲われ、デボラ同様にコース上で一時ストップしてしまった。