Be-1

ニッサンBe-1

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やすらぎや安心感を追求した「ここちよさ優先のナチュラルカー」として1985 年(昭和60 年)の第26 回東京モーターショーに参考出品されたBe-1(ビーワン)は、1,000cc エンジンを搭載した初代マーチ(K10型)をベースにしながらも、どこか懐かしさを感じさせる愛くるしいスタイリングが会場で大きな話題となりました。車名は「B-1 案」だったデザイン案の呼び名を「Be 動詞」へ翻案して命名され、「あなたの1 台になります」というメッセージも込められていました。1987 年(昭和62 年)1 月に限定10000 台で発売されると、高い前評判から10000 台を超える受注が殺到し、購入者を抽選で決定する異例の事態となりました。当時の中古車市場でもプレミアがつくなど、一種の社会現象として記憶され、その後のPAO やFIGARO へ続く日産パイクカーシリーズ誕生のきっかけを作りました。ここでの「パイク」とは、「槍の先」の意味で、少量限定生産を前提に、強い個性と遊び心があり、とんがった性格のクルマを指しています。

車両詳細

年式 1987年
型式 BK10 型
全長 3,635mm
全幅 1,580mm
全高 1,395mm
ホイールベース 2,300mm
トレッド(前/後) 1,365/1,350mm
車両重量 700kg
エンジン MA10S型 ( 直4・OHC) 987cc
最高出力 38kW(52ps)/6,000rpm
最大トルク 74N・m(7.6kgf・m)/3,600rpm
サスペンション(前/後) ストラット/4 リンク
ブレーキ(前/後) ディスク/ ドラム
タイヤ 165/70HR12
その他 標準ルーフ