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ニュルブルクリンクサーキットでのテスト車両による開発実験
匠
どれほど高度なテクノロジーが注がれようと、そこから生まれるパフォーマンスが真にドライバーに歓びとして感じられるか否かを決定づけるのは、開発ドライバーの手腕に掛かっている。ましてやGT-Rである。
彼らは、ドイツ・ニュルブルクリンクのメーカー共同開発走行「インダストリープール」の中で最速のタイムで走ると同時に、何千種類もつくられたタイヤ、何百種類もつくられたスプリング、ショックアブソーバーの中からベストな仕様を選び、そしてマレリー車両総合計測システムに開発のための200種類を超えるデータを残さなければならない。
そのため、GT-Rの開発ドライバーは最高のテクニックと評価能力を持つものだけが担当した。そして、ニュルブルクリンクサーキットへ、灼熱のアリゾナのフリーウェイへ、雪の北海道へ、世界中の道に出掛け、走りながら造り、鍛え上げていった。
世界でも指折りの開発ドライバーチーム。彼らは、日産の誇りであり、宝である。
GT-Rのパフォーマンスには、彼らの魂が宿っている。
匠
極めて高い精度が求められるGT-Rは、生産方式においても特別でなければならない。
そのこだわりを顕著に表すのは、エンジン、トランスミッションの組み立てだけではなく製造ラインのいたる所にGT-Rのためだけの技術や工程が追加されていることである。
例えばアルミダイキャスト部材の採用による部品の統合・一体化や機械加工による精度の向上。精度・剛性・強度向上のためのパネル部品成形後の加工硬化代の向上などがあげられる。
さらに専用ラインと汎用ラインを高い次元で融合。
精度凍結用の治具で組み立てられたメタルボディは全数、世界初の加振機試験、レーザー計測による検査を行うことにより、高い車体精度と高性能の実現を果たしている。
さらに、2012modelから、全数車体加振検査をより厳密に管理。
剛性を検査するセンサーとダンピングを検査するセンサーそれぞれの計測点も変更。より感度の高い部位へ高精度加速度センサーを追加し、検出能力を向上させ、高性能な性能が保証された車体のみ出荷されるシステムを構築している。
塗装も、GT-Rの価値を維持するための特別なものとした。
「アンチチッピング塗装+ダブルクリア塗装」は、世界最高クラスの耐チッピング性能と深みのある上質な美しさを実現。
さらに特別塗装色のアルティメイトメタルシルバー、オーロラフレアブルーパール、ブリリアントホワイトパール、オーロラフレアブラックパールは、一台一台、職人の手による丹念な磨き仕上げを行っている。