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 電気自動車 Electric Vehicle (EV) とは

大気汚染物質の削減に効果

EVは走行時の排出ガスがないので、道路の沿道での大気汚染物質の削減に効果があります。
地球温暖化や都市の大気というレベルでみると、EVが使う電気を発電するときに排出される排気を考慮する必要があります。発電に伴う排気は、各国の発電用エネルギー構成(電源構成)により異なります。日本のような電源構成の場合、二酸化炭素(CO2)、窒素酸化物(NOx)ともに削減が見込めます。

Figure 1 電気自動車の環境改善効果 
(現行車のCO2、NOx排出量=100)

資料:日産自動車 社会・商品研究所試算



エネルギー効率でもやや優勢

Figure 2 は、エネルギーの採掘から利用までの総合エネルギー効率で比較したものです。EVはガソリン車に比べてやや優勢です。EVは、ブレーキをかけるときのエネルギーを回収し再利用できます。またアイドリングがないため、ゴー・ストップの多い都市内走行に有利です。

さらに、発電所の発電効率、電池の充放電、モーターの効率などの段階で、今後、技術の進展が見込まれることから、一層の効率向上が期待されます。

Figure 2 . エネルギーフローとエネルギー効率

注) 1. 10.15モード走行時
  2. EVのエネルギー回生は考慮していない。
  3. EVの重量増加は300kgとし、自動車の効率低下は0.8がけとした。
資料:日産自動車 社会・商品研究所試算

EV開発における課題

このようにEVは環境保全の面では優れていますが、本格的な普及のためにはまだいろいろな課題があります。
従来使われているEVは、小型で低速で短距離利用のみを対象とする限られた用途のものでした。EVの普及が難しい理由は、次の2つです。

航続距離が短い

50リットルのガソリン(燃料タンク込みで重さ50kg)を積んだ車と、50kgの鉛酸電池を積んだ車とを比較した場合、EVは、ガソリン車の70分の1程度しか走ることができません。

EVでもっと長い距離を走ろうとするなら、もっとたくさんの電池を積まなければなりませんが、電池を積めば積むほど車室は狭くなり、重さで走行性能は落ち、車のコストが高くなってしまいます。

充電に時間がかかる


充電には、6〜10時間かかるので、一晩かけて充電するといったことが必要になります。
いったん電気を使い切ってしまうと、何時間もかけて充電しないと再び走り出せないことになります。