テクニカルスタッフ(TS)・テクニカルアドバイザー(TA)の研修

テクニカルスタッフ(TS)・テクニカルアドバイザー(TA)の研修は各販売会社による社内研修、通信教育、日産ビジネスカレッジ(NBC)での集合教育が柱となっています。NBCの研修カリキュラムは、最新の知識と技術を高めていくための講座が用意されています。



●テクニカルスタッフ(TS)

エンジン講座
エンジンの仕様や日産整備士資格の等級によって、3つのコースに分かれています。いずれも講義と実習で理解度を深め、技術のステップアップを目指します。
A/T講座
E−A/T(電制オートマチックトランスミッション)の知識・整備法に対する理解度の向上と技術力のアップを目指します。
電子シャシー講座
「HICAS」や「ABS」等の電子シャシーについて故障発生のメカニズムを理論的に学び、整備法をマスターします。さらに、点検整備や簡単な故障診断を独力でできる実力を養います。
電装講座
「パワーウインドウ」や「オートライト」等の電装装置システムへの理解を深め、より早く正確な整備作業と、独力で点検整備と故障診断ができる能力を身につけます。
空調講座
シミュレーターを使い、冷凍サイクルの理解や制御を学び、カーエアコンについての点検整備・故障診断に必要な知識と技術をマスターします。
エレクトロニクス講座
「基礎コース」と「応用コース・エンジン故障診断」に分かれ、オシロスコープおよびコンサルト(日産車専用電子診断機器)を使用して電子制御エンジンのトラブルの原因を究明し、実務に生かせる知識と技術力を養います。

●テクニカルアドバイザー(TA)

初級TA講座
受講者がTA役となるロールプレイングを中心とした講座で、お客さまとの対応の基本である整備受付における話法を実践的に身につけます。
中級TA講座
お客様のご要望を迅速に正しくキャッチし、「できること」「できないこと」を明確にして、お客様に納得していただける対応を学びます。また、事故対応やクレーム対応の際に、お客さまの立場に立った問題解決のご提案ができるようにします。
上級TA講座
2級以上のTAを対象とした講座。TAとしての能力をさらに磨き、CS(お客さまの満足)の向上、業務の改善、後輩の指導育成ができる人材を育成します。
サービス営業話法
強化講座
積極的な会話の中からお客さまのニーズを的確にとらえ、最適なご提案のできるTAの育成を目指します。自社商品への理解と、能動的な対応力の両方を身につける講座です。

 

日産では、テクニカルスタッフはもちろん、テクニカルアドバイザーにも資格制度が導入され、それぞれ1級から4級までの資格が設けられています。
資格制度は、段階を追った効率的な技能の習得につながるだけではなく、公平な評価にもつながるもの。能力を伸ばす上で大きな励みとなります。

●テクニカルスタッフ(TS)
〜日産サービス技術修得制度〜

日産4級整備士
自動車整備に関する基礎的な知識を持っており、定期点検整備ができる。資格は通新教育を終了することで取得できる。尚、自動車専門学校を卒業して国家整備士資格を取得後入社した場合は、4級が認定される。
日産3級整備士
簡単な装置の構造、機能、作動を理解しており、部品の点検整備および脱着ができる。資格は通信教育を終了し、学科及び実技試験を合格することで、取得できる。(2級、1級も同様)
日産2級整備士
複雑な装置の構造、機能、作動及び故障診断の考え方を理解しており、システムの点検整備ができる。
日産1級整備士
上記3部門の知識をさらに深めると共に、電子制御装置の基本を理解し、トラブルの原因究明を行うことができる。車の総合診断ができる。
HITEQマスター
ある分野(エンジン、シャシー、電装)において高い専門知識を持っている。資格の取得は学科試験のみで、3年間毎に更新する必要がある。

●テクニカルアドバイザー(TA)
〜日産サービス技術修得制度〜

日産4級TA資格
お客様応対の基本ができ、且つ応対に必要な商品知識も分かる。資格は通信教育を終了することで取得できる。
日産3級TA資格
受付から引き渡しまでの実務とお客様のフォローができる。資格は通信教育を終了し、学科及び実技試験を合格することで取得できる。(2級、1級も同様)
日産2級TA資格
お客様応対全般の実務ができる。(入庫促進、事故対応)
日産1級TA資格

どのようなお客様にもご満足いただける応対ができ、且つ管理業務ができる。


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