Styling

クローズドトップの登場

52年に登場したダットサンスポーツDC-32代目ダットサンスポーツ。そして62年10月に登場したフェアレディSP310と、一貫してオープンボディーを採ってきたフェアレディに、68年夏にハードトップが用意された。
ホワイト、レッド、イエロー、そしてライトグレーメタリックのボディーカラーに、ホワイト、レッド、ブラックのハードトップ。

ハードトップ
97年現在、世界的に新たなムーブメントになりつつあるロードスター、スパイダーというボディー形状を持ったスポーツカーは、エンジンの最高出力、エアロイナミクスを追求した最高速度へのアプローチ、そして、最新の解析技術による剛性確保と安全性の確保の上に、性能よりもテイストを、という流れがあるのはご存じの通りだと思う。 しかし、当時はそのまさに成長期。最高速や最高出力のスペックがどれだけユーザーを酔わせたことか。そう考えると、トヨタ2000GT、コスモスポーツ、などのシルエットがどれだけ刺激的に当時のユーザーに映ったかは想像に難くない。

グリル
彼らが採る流線型のシルエットは、雨の多い日本という天候的な面でも有利にユーザーの心理を働かせたにちがいない。翌69年の秋、フルモデルチェンジを受け、フェアレディZとなったルックスを見ても、自動車としてのスタイルのレボリューションを間近に控えたフェアレディの進化前夜、という風に歴史から振り返る事もできるのではないだろうか。既に63年11月にハードトップのみをオプションで8.5万円というプライスで販売した経験もあるが、標準装備での登場である。
価格はSP311ラジオ、ヒーター付き91万円。
SR311ラジオ、ヒーター無し93万円。ラジオ、ヒーター付き96万円。
ラジオ リア
FAIRLADY