Seftey

安全対策を盛り込まれたフェアレディ

その登場から半年がたった67年10月。フェアレディは安全面での装備に充実が図られた。主に衝突時にドライバー、パッセンジャーを保護するためのもので、今風に言うならパッシブセーフティーの向上となる。
その内容は、パッド素材を使用したサンバイザー、3点式シートベルト、電動ウオッシャーの採用、ブレーキワーニングランプの追加等に加え、国内でも初採用となった衝撃吸収ステアリングコラム。これは、衝突時にドライバーがステアリングにぶつかった時、ステアリングシャフトが収縮しその衝撃を緩和させるというもの。
また、ヘッドレストやオプションながらロールバーも用意された。これらの装備追加により車重はSR311で20kg増加の930kg、SP311も10kg増加の920kgとなった。性能面は両車とも加速、最高速性能に変化はない。

シートベルト
FAIRLADY