Styling

そのディテールに見るスポーツマインド

当時のカタログが語るDC-3は、明るいフロントグラス、操作しやすいステアリングホイール、クッションの良いシート、ダッシュボードは深く充分に足を延ばしてペダル操作ができるため、如何なるロングドライブにもいささかも疲れを覚えない、とある。そのインストルメントパネルは、シンメトリーデザインで、そのパネルにはスピードメーター、燃料計、電流計、油圧計などが整然と並べられ、ワイヤースポークのステアリングを含めて魅力的に作られている。そのフロントウインドーはフレームごと前に倒す事ができ、カタログによると春夏秋冬をつうじて爽やかな風を楽しみ、スピード感を充分楽しめるとある。

また、このウインドーが倒れることは、レースの際にスポーツカーにはなくてはならぬことです、とも。現在の基準からすれば、最高速70km/hのダットサンスポーツDC-3がどれだけ自由な自動車を謳歌しようとしていたか、という広野に思いを馳せれば、スポーツカーとしての素質が充分備わっていたことが想像に難くない。DC-3はそんな車なのだ。

 サイドブレーキ
サイドブレーキ

ドアロック
ドアロック


 インストルメントパネル
インストルメントパネル
FAIRLADY