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ダットサンスポーツを鍛えた名デザイナー太田祐一

国産初のスポーツカーをデザインしたのは、 当時、抜きんでた才能をもつ
自動車デザイナー太田祐一でした。

DC-3
  ボディーばかりか、シャーシ、エンジンの設計はもちろん、自らステアリングを握りレースに参加するという、トータルエンジニアとしての実力をもつ設計者は当時、唯一の存在だったという。

太田自動車を設立した父、太田祐雄の長男として1913年に生まれた祐一は、18歳の時から父の設計助手を勤めはじめる。そして、戦後の混乱期をジープをワゴンに改造するボディーショップを営み、1947年、品川にボディー工場ワイドフィールドモータースを設立、ダットサンのステーションワゴンの設計を手がけた。そんな太田祐一にとって、1951年、日産自動車の依頼を受けてダットサン・スポーツDC-3のボディーを作ることはやりがいのある仕事だったにちがいない。
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