Times/1952年

  その頃の日本は・・・・

DC-3が登場した頃の日本は、現在の当たり前の暮らしに溶け込んでいる家電製品が、 次第に市場にお目見えした時代でもありました。
同じ年、電気洗濯機が登場し、翌年からNHKによるテレビ放送も開始され、2年後の1954年には、冷蔵庫、洗濯機、掃除機が家庭の三種の神器と言われるまでになり、その後、特撮映画のスターから世界のスターになったゴジラがブームになるなど、暮らしを取り巻く空気が変わりつつありました。

そんな時代の急激なうつろいを示す話が残っています。
発表当初、まだ自家用車、なかでもスポーツカーという趣味の車に関心が低かった事から、50台生産されたDC-3の販売がふるわなかったため、そのボディーを下ろしトラックとして変身して売られていったという。しかし、尻上がりに人気が伸び、殺到した注文をさばくために、戦前に作られたシャーシにダットサンスポーツのボディーを乗せ、オーナーの元に届けられたという。
こういった話が残っているあたりも、二次曲線を描くように、暮らしの環境が昇り調子だった日本の当時の状況を裏付けるエピソードとも言えるでしょう。

1952年・円相場:1$=360円

当時の写真から
FAIRLADY